ヲタ嫁日記

俳優 山口崇さんを中心とした、時代劇・懐かしドラマ・アニメ・海外ドラマなどの感想ブログ。昭和スメルがお好きな方へ。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告

柳生十兵衛(山口崇版) #17 草笛峠 

おさち 高田美和 兼岩伝兵衛 河原崎長一郎 
鏑木大吉郎 外山高士 海野平八郎 大木正司
大浦啓次郎 入川保則 佐野慎之助 大出俊 古賀作左衛門 曽我廼家五郎八


サムネイルをクリックすると別ウィンドウで拡大されます。

肥後 深沢-


宿屋の番頭に大浦という武士と間違われた十兵衛。
「お連れ様4人がおみえですよ」と言われる。
「わしに連れはいないが」

十兵衛1701
すぐにその男が現れて誤解は解けるがやや気になる十兵衛。

十兵衛1702
大浦は浪人達となにやら打ち合わせをしていた。


深沢では一泊だけして、十兵衛は人吉に赴く。
十兵衛1703

名剣士と名高い古賀作左衛門に会う為だ。
佐野慎之助、兼岩伝兵衛は古賀の愛弟子。

十兵衛1704

慎之助と伝兵衛。身寄りのない古賀はこの二人がとても可愛いようだ。
十兵衛1705



一方、深沢の宿屋にいる4人の浪士。
「大浦は決行は明日だと言っていたが…」

佐野慎之助は、道場の師範になり、指南役としてお役にも就けるとのこと。
道場で飯炊きをするおさちは、それが寂しい。
もう今までのように佐野さまと話せなくなるのかと…
おさちは夜なべしてこしらえた肌着と鈴を慎之助に渡す。

その夜、おさちと慎之助は互いに草笛を吹く。
その音が呼応して、十兵衛の耳に届いた…

その晩慎之助が帰宅すると、大浦から果し合いの書状が届いていた。
翌明朝、松林で真剣勝負。
どうも大浦は人吉の指南役を佐野を斬る事で奪いたいらしい。

翌朝。
「もし一時たっても私が現れなかったら、この三つの書状を道場へ届けてくれ」
下男にそう伝え、慎之助は約束の場所へと向かう。
慎之助と大浦は同門のよしみ、お互い知った者のようだ。
大浦は道場を破門された身。慎之助は気持ちを改めるよう説得する。

「今一度言おう。考え直す気はないか。」

大浦は無心流指南役、無心流古賀道場。それが望み。
慎之助が得たもの全て、ぶち壊してやりたいのだ。
大浦「お主には死んでもらう。」
4人がかりで慎之助を不意打ちする。無残に倒れる慎之助…


十兵衛1706

十兵衛は伝兵衛に形を見せる。

伝兵衛やおさちの元に書状が届く。

古賀によれば、大浦は剣の腕は確かなのだが、ゆすりたかり等
悪行を行った為に道場を破門となった。
大浦はそれに逆恨みをしているようだ。

十兵衛やおさちらは果し合いの場所へ行くと慎之助の哀れな姿が。

十兵衛1707

慟哭するおさち。
十兵衛は足あとの数から大勢に無残に斬られた事に気づく。
「慎之助様を斬った卑怯者はどこのどいつだ…!」伝兵衛らは憤る。

おさち「わたしに残してくれた文でございます…」と十兵衛に渡す。

それには、身分の差からおさちの気持ちにはっきり応えられなかったことへの
侘びと感謝の気持ちが認められていた。
繕ってくれた肌着をつけて果し合いに挑むと…

慎之助は、流派を預かる身として、
危険を知りながら助太刀を頼まず単身果し合いに向かったのだ。
古賀や伝兵衛は慎之助が不憫でならない。

この一帯にある旅籠は一軒のみ。
十兵衛は深沢で間違えられた浪人達がやったと気づく。

「大浦啓次郎はどこだ!」
旅籠で豪遊する浪人達に大浦の居場所を詰問する。

十兵衛1708
この時点で十兵衛はそこには大浦はおらず罠だと気づいているというのがこの表情でわかります。

浪人達の卑怯な態度に十兵衛は怒りを露に。

十兵衛1709
怒りに憤り

十兵衛1710
侮蔑の表情へと変わる。


やはり卑怯な騙まし討ちをしようとする浪人の手を押さえ
十兵衛1711

一旦はその身を預かるつもりだった十兵衛も、気持ちに任せて斬っているような感じがする。
十兵衛1712


古賀は、慎之助亡き今、伝兵衛に師範代を継がせるつもりだった。
しかし兼岩伝兵衛は慎之助と違い郷士の出。
指南役には身分が低い。お城勤めは無理だろう。
家老に無心流を誰に継がせるかを問われ、伝兵衛と伝えると渋い顔をされる。
城への指南役は諦めざるを得ない。古賀苦汁の決断だ。

十兵衛は大浦の居場所を突き止めた。
伝兵衛は
「先生、わしにやらせてください!わしに大浦を討たせてください!」
伝兵衛の目は真剣だ。
古賀は「伝兵衛、お前を死なせるわけには行かん…」
それでも懇願する伝兵衛。

「わしは手を貸さんぞ」伝兵衛に剣の道の厳しさを確認する十兵衛。

「流派を預かるものは、助太刀は頼みませぬ」
その言葉に十兵衛も「よし、行こう」とうなづくのだった。

大浦と伝兵衛は一対一で対決する。
けして助太刀はしない十兵衛。
「伝兵衛焦るな!」

緊張した長い果し合いが続く。

「伝兵衛、手は貸さんぞ!預かった流派は己1人で守れ!」
十兵衛は拳を握り締め、伝兵衛へと叫ぶ。




伝兵衛は、息を飲むような長い果し合いの末、大浦を、斬った。

伝兵衛は慎之助の亡骸に無言の報告をする。
そしておさちは、松林に慎之助に渡した鈴を埋めていた。

十兵衛1713


やるせない気持ちを抱えたまま、十兵衛は人吉を後にするのだった…

やはり、というか結束信二脚本・工藤栄一監督でした。
入川保則が出て、なんとなく島田順二を思い出し(なんとなく)
用心棒テイストかな?と思ったらやっぱりハードボイルド。
「間違われたのは俺の方だ!」とか。十兵衛っぽくない台詞まわし。
また十兵衛が自分の身分を最初から明らかにしているところも
定型パターンを覆したものとなっています。
というより、柳生十兵衛である事がそこまで重要視されていないですね。
そこがまた用心棒シリーズとも通じるところというか。
伝兵衛が郷士で指南役になれない、おさちと慎之助が結ばれる事はない、という
人吉ならではの階級制度の話も盛り込んで、実にリアルな時代劇として完成されていました。
脚本の完成度が高いですね。

九州編って、印象に残る良作が多いですよね。

十兵衛は一人称がわしだったり拙者だったりみどもだったり俺だったりするんですが
十兵衛はあまり「俺」とは言わないのです。これは結束脚本だと割と出てくる気がします。

十兵衛が剣を振らず、レフェリー的な役割だったのも面白いと思い。
あと、浪人に対して、斬ってかかられたとはいえ、
感情的に刺している十兵衛の感情表現が良かった。
ハードボイルドだと、十兵衛の表情の変化があまりないので少し物足りないんですけど
今回の話は、想像以上に良かったです。憂いな表情の山口さん、上手すぎる。

コミカルな話もありつつ、こうハードな話もあると、逆にリアリティがあるなぁと思ってみていました。
いつもいつも旅が楽しいものばかりではなく、やるせない気持ちを抱えながら
人吉を後にする十兵衛に感情移入する事ができたように思います。
山口さん、抑えた演技なのに、感情表現が本当に上手くて、
浪人を斬った時の一瞬の表情が素晴らしかった。

これ、最初見始めたときにこれを見逃してここからちょっと心が折れてしまったのですが
帯放送でちゃんと全部録画できて良かった…

余談
南まさとさんのブログでゴーショーグンのブンドル様が出てきましたが
私はどっちかっていうとボルテスVのプリンス・ハイネルが好きです。

しかし、何かをやりとげた記憶のない位飽きっぽい私が、
17話まで書けるとは…。皆さんのおかげです。
いつもありがとうございます。






スポンサーサイト
  1. 2009/08/23(日) 23:54:14|
  2. 柳生十兵衛
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2

柳生十兵衛(山口崇版) #16三九郎故郷に帰る


空っ風の三九郎 田中邦衛 美津 村松英子
中西久馬 天田俊明 瑞代 永原和子
山野屋喜兵衛 松本染升 竜巻大五郎 天王寺虎之助 筒井勘十郎 谷口完 
田中大八 中井啓輔 荒木又右衛門 緒形拳


筑前 秋月

十兵衛達は三九郎がスリを捕まえたところに鉢合わせる。
「三九郎がスリをつかまえるとはな!」
十兵衛1602

再会の景気づけに、十兵衛達は一杯やろうと言い出す。
瑞代が注文を、というところ、三九郎はあっしが、と買って出た。
十兵衛1601


途中、旧友と出くわした三九郎は、幼馴染のお美津がまだ村にいる事を耳にする。
故郷黒谷に慌てて帰る三九郎。

三九郎はお寺のご本尊を売り飛ばした為に村を追い出されたそうで
村に帰るのは10年ぶり。
お美津に再会して鼻の下を伸ばしまくる。

十兵衛1603

お美津の置かれた環境が様変わりしている事に驚く三九郎。
お美津の父は村が干ばつで年貢が払えない時に田地田畑家までも担保にして借金をし
年貢を納めたが、借りた相手が悪く、全て取り上げられてしまった。
父親はそれがもとで倒れ、まもなく死に、お美津はその後秋月に嫁いで一男もうけたが
夫にも死に別れ、山野屋の厚意で茶店をもたせてもらっているんだとか。
三九郎はもらい泣き。

この村一帯にいついてしまったならず者の竜巻一家。
村の者の仕事を取り上げ、民衆は収入を得る手段がなくなってしまっている。
暴力にものを言わせる竜巻一家に三九郎は得意のスリ芸で追い返してしまうが
ありがたいと思うものの、報復を恐れる村の者と、三九郎。

宿屋で竜巻一家の仲間と思われる郡代役所の役人が
酔っ払って瑞代にちょっかいをかける。
又右衛門が助けに現れた。無刀取りで咄嗟に太刀を受けた又右衛門。

十兵衛1605

「お見事!」十兵衛は又右衛門の剣の成長を喜ぶ。

十兵衛1604

その間もなく使いより知らせが。又右衛門の仕官の口が見つかったのだ。
大和郡山でひとまず300石。喜ぶ十兵衛達。
そして瑞代も、信綱の命で十兵衛を分かれて帰るようお達しが下るのだった。
面白くない瑞代どのw

一方黒谷では、竜巻一家の暴力に耐えかねて、村の者達が三九郎に助けを求めた。
二の足を踏む三九郎。皆は口々に臆病者だなんだと非難するが
お美津が三九郎の身になにかあったらどうするんですか!と割り込んできた。
お美津にいいところを見せたくて、結局引き受けてしまう。
とはいえ特に策があるわけではない。ため息をつく三九郎。

そこに馬と人足を借りたいという町人が現れた。
三九郎はすぐさま山野屋を紹介する。
「久しぶりのいい仕事で、皆はりきっているよ。」
少しでも暮らしぶりがよくなれば、と皆喜んでいる。




又右衛門と瑞代は十兵衛と分かれた。
そこで十兵衛は手負いの武士から書状を託されてしまう。
「大変なものを預かったなぁ」渋い顔をする十兵衛。
十兵衛が読んだものは、調書だった。
郡代が息のかかったならずものを宿場に送り込み、
宿場の利益を着服している、という内容。
手負いの武士は心ある役人の中西。
藩の未来の為、十兵衛に力添えを頼んできた。
十兵衛は快諾した。

竜巻の親分大五郎がお美津を自分の女にしようと茶店に訪れ、迫ってくる。
三九郎はお美津をかばうが、竜巻の用心棒の浪人に脅され着物を斬られて驚く体たらく。
お美津は息子の命をおびやかすような竜巻大五郎の脅しにおびえている…

山野屋が積荷を運んでいる途中、竜巻の手下が積荷を川へ落とす。
損害は10両。しかも人夫が斬られてしまう。
大五郎は10両を依頼人に立て替えて渡す。
山野屋には
「明日の朝まで待ってやる。明日の朝までに10両返すか、御用鑑札を渡すかどっちかにしな」
と脅迫し、帰っていった。どうしたらいい…三九郎は悩む。
お美津は宿場の人たちの為に自分が犠牲になり大五郎のもとに行こうと決心する。
引き止める三九郎。
「おみっちゃんはおいらの、お天道様みたいなもんなんだよ!それだけはやめておくれよ」
三九郎は竜巻のもとに向かう決心をしたのだった。

竜巻のもとへ向かう途中、十兵衛は三九郎を見つける。
浪人に斬られそうになったところで十兵衛が助けに入る。

十兵衛1606

「三九郎、お前の腕前なら10両などわけないはずだ。どうしてやらなかった」
「お、おいら、柳生の旦那と金比羅さんに、もうしねえって願かけたんですよ」
「約束を守るため、わが身を捨てるとは見上げた心意気だ。
竜巻大五郎。この男は拙者がもらいうける!」
用心棒との対決を前に、郡代の筒井がタイミングよく現れ仲裁に入った。
いぶかしく思う十兵衛。

翌日、郡代から
山野屋は人足と馬の備えがないこと、上納金を一年以上滞納している事を理由に
御用商人を解任される沙汰が出される。慌てる山野屋。
十兵衛が割り込み、郡代役所と竜巻がグルになっていることをこの場で指摘。
中西も証人として現れた。
「この調べはいささか片手落ちではないか!」

十兵衛1607

十兵衛1608


郡代の手下達がいっせいに十兵衛に銃を向けた、しかし何故か弾が出てこない。
刺客達も現れたが、十兵衛の活躍により、全員斬り捨て御免。

三九郎は申し訳なさそうに十兵衛に告白する。
弾を全てすりとっていたのだ。
十兵衛も「金比羅さんも許してくれよう」と笑うのだった。



三九郎は勝ち誇った顔でお美津に会いに行く。
「宿場に残ろうと思うんだ」とお美津に告げると
「あらそうなの、残念。私秋月へ行くの」
お美津は中西と結婚し、秋月で住むのだという。

あっけなく振られる三九郎。仕方なく、三九郎は十兵衛を追いかけるのだった…



又右衛門のレベルが10あがった!!!!テレレレッテッテッテーン♪
でしたねー。あー、なんか寂しいなぁと思うのは私だけ?
あの一太刀で、ものすごいいろんな事を学ぶことができたようなところを
見事に表現していましたねー、緒形拳。さすがです。
十兵衛と又右衛門、一緒にいるところを見ると癒されるなぁ。
瑞代どのもいなくなっちゃうし。あーさみしー。
三九郎が案の定振られて、十兵衛のところに行くフラグが立つのがラスト救いでした。

内容はライトなお話でしたけど、三九郎の魅力がいかんなく発揮されていて
いい話でしたねー。その分又右衛門成分が薄めでしたけど。
しかし宿場の人間が今回不遇すぎて可哀想…
竜巻一家は今まで出てきた中でもかなりの悪党じゃないでしょうか。
もっともっとこらしめて欲しかった!

三九郎と十兵衛のコンビだと、コミカルな十兵衛が見られるから好きなんだけど
今回はほとんど三九郎のソロ活動でしたから、まぁそれはそれで面白かったので
良かったんだけどまた2人のやりとりが見たい!
今回の殺陣のアングルも良かったなー!十兵衛も相変わらずカッコいいし。
三九郎に、何故10両すらなかった、と聞くところの十兵衛の表情がすごく良かったです。






  1. 2009/08/20(木) 23:00:33|
  2. 柳生十兵衛
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2

柳生十兵衛(山口崇版) #15 長崎の唄が聞こえる

はる 城野ゆき 横倉四郎太夫 南原宏治 小四郎 小林芳宏 
瑞代 永原和子 森貞之助 大木晤郎 深見隼人 渡辺文雄
荒木又右衛門 緒形拳


サムネイルをクリックすると別ウィンドウで拡大されます。





寛永の中頃 
鎖国令発布‐そして半年 肥後長崎

長崎が荒んでいる。
「まるで死人の町だ」と又右衛門。

出島付近に寄る又右衛門は役人達に追い払われる。

十兵衛1502

鎖国令により、店を取り潰されたり、身内を殺されたりした者達が蔵に集まる。
ポルトガル代通史深見隼人という男がリーダーとなり、奉行所を焼き払おうと決起。

十兵衛1500

寝床がなかった又右衛門は蔵を宿に決め込んだつもりだったが
集会に居合わせてしまう。
又右衛門は集会の話を奉行所に報告に行く。
そのおかげで町が焼き払われる事はなかった。
ついでに又右衛門は5日間も奉行所で寝泊りを決め込んで十兵衛を待つ。

十兵衛1504

十兵衛と瑞代が長崎に着いた。又右衛門と再会。
又右衛門が代官と奉行に十兵衛到着を伝えてしまうものだから、
うやうやしく駕篭まで持って代官達が現れた。
十兵衛は又右衛門に一喝、歓待を丁重に断る。バツの悪い又右衛門w

十兵衛1501

素性がばれてしまった十兵衛の代わりに又右衛門が調べた町の様子。
ここ長崎では奉行所が外交を、代官所が民政を司る。
民衆は代官所ではなく、奉行所を襲わんとした。なぜなのか?
異国との商いを行っていた商人や船大工等が鎖国令により厳しく取り締まりを受けており、
公儀から人心は離れるばかりだと。十兵衛は眉を顰める…


出島まで足を運ぶ十兵衛は、近くでマンドリンの音を聞く。
不思議に思って近づいてみると、小屋の中で赤毛の女が穏やかな表情で
一心にマンドリンを弾いていた。

十兵衛1503

十兵衛に気づき慌てる女。
「怪しいものではない。美しい音色に心を奪われたのだ。
よかったらわしの為に弾いてくれないか」
と頼むも、女は黙ったままだ。
そこに、深見が現れ、はるをかばうように十兵衛に斬ってかかる。
一瞬の隙に、2人は逃げ去った。
十兵衛は深見の太刀さばきが今まで経験したものと違うと感じる。

はるは十兵衛に弾いてあげようかと思ったが、深見隼人が許さなかった。
隼人ははるにかねがね結婚を申し込んでいたが、はるは決めかねていた。
はるはポルトガル人と日本人の間に生まれた合いの子であることを気にしている。
「合いの子に、もったいない位の話だと思います…でも…」

深見の剣はフェンシングの構えだった。十兵衛は異国の太刀だと気づくが
どのような太刀筋だったかわかりかねていた。
又右衛門相手に試すのだがやはりわからない。

十兵衛1505

翌日、十兵衛はまた例の小屋に向かう。
するとはるは十兵衛が来るのを待っていた。
「あなたの為に弾こうと思っていたのです。」
父を偲んで1人弾いていたのだが、初めて人に聞いてもらえたと、はるは喜んでいた。
異国の血が混ざっているのか、十兵衛の問いに
はるは傷つき「自分は合いの子だ」と泣く。
自分が知らない異国の事を知り、その血が入っているのは羨ましいと思う、
自分を誇りこそすれ、卑下するのはやめなさいと十兵衛はやさしく諭すのだった。
心を打たれるはる。

出島役人達が十兵衛を迎えにやってきたため
慌てて十兵衛は後にしたが、はるはそのせいで十兵衛の正体を知ってしまう。
「あのお方が…!!」

十兵衛は長崎奉行のもとへ。
平戸のオランダ人を長崎に移転させてはどうか、と十兵衛は奉行に提案する(え)
これで、商人や船子達、異国の血の混じった者達も楽な生活ができるのではと。
長崎奉行は十兵衛の案に感激し、協力を願い出る。

怪しい役人姿の男に気づく十兵衛。
尾行すると代官所に行き着いた。

一方、はるは、十兵衛の正体を知りながら、自分が恋したことに気づき戸惑う。
十兵衛は自分の親を殺した幕府側の人間。
深見から例の男は十兵衛なのかと尋ねられると、はるはワッと泣き出して去っていく。

船長ドン・アンドレアの船にあった、朝鮮人参、麝香等の積荷や財産は彼の死後
どこかに隠されている。はると弟小四郎の為に。
代官所の役人ははると小四郎を引っ立て、ありかを聞き出そうとした。
住職に仲裁され、難は逃れたが、小四郎は代官所に連れられてしまう。
深見は、積荷のありかを代官所に話すよう、はるを説得しようとする。
全ては深見と代官の策略だった。

十兵衛の元に手紙が。
はるの名前で呼び出されたが、そこにははると深見がいた。
深見ははるを利用して十兵衛を呼んだのだ。
そして本人と決闘することはなく、刺客に狙われる十兵衛。

十兵衛1506

敵は皆倒し、事なきを得た。そしてはるから事情を聞く。

鎖国令が発令された当時、
はるの父ドン・アンドレアは代官に日本に残りたいと懇願した。
宗教も捨て、帰化したいというアンドレアの願いもむなしく
代官にその場でアンドレアも妻も斬って殺されてしまう。
宗教を捨て帰化できた過去の事例もある為、
むやみな殺され方に不信を抱いた十兵衛。

困ったことがあれば観音崎の社に行け、
とアンドレアから遺された言葉をもとに2人は社へ向かった。
そこには真珠や宝石等アンドレアの財宝が。
代官達はアンドレアを殺して、財宝を横取りしようとしたのだ。
親子の情愛までも踏みにじるとは…!十兵衛は怒る。

十兵衛1507

そこに代官達が後を追ってやってきた。
「宝探しの協力ご苦労だったな!」
小四郎を人質にとり、財宝をよこせという。
身動きできない十兵衛に又右衛門の助太刀が!
一気に攻勢をかけ、深見以外は討ち捨てる。

相対する十兵衛と深見。十兵衛は二刀流で対抗し
十兵衛は深見の太刀が喉元一寸のところ、深見の喉を一足先についていた。

十兵衛1508

はるは父が残した財産を全て、異国の血の混じった者達の
孤児院建設の為に使う事にした。
長崎奉行がはるに、公儀がはるの想いに動かされ、
孤児院建設の許可が降りた事を告げるのだった。
小四郎「姉さん、忙しくなりますね」
洋服を着てマンドリンを弾くはるは、輝いていた。

-翌年 幕府は平戸のオランダ商館を長崎へ移転した。




実質、ちゃんと見ようと思って見たのはこの回が初めてで
(前回はたまたま見たって感じだから)
この回がすっごい面白かったから、見続けた、という私の記念碑的エピソード。
鳥居元宏監督、前回悪く言って申し訳ありませんでした!
すっごくすっごくよかったです!!!!!

十兵衛が珍しく女性に「美しい」という発言をしたり
わざわざ翌日自分から会いに行ったり積極的だったなーと思ったんだけど
ハーフだからめっちゃくちゃ美人っていう設定だったんだよね。
はる役の女優さんも綺麗なんだけど、そのハーフだからこその
目の覚める美人っていうのとは違ったのが残念。
でも司会やタレントをやっている私の友人にすごく似ているんですよ。
彼女はハーフでもなんでもないんですけどね。すごく美人です。
城野由紀さん自身はとっても美人だと思いますよ。
ただハーフかっつーと…ってところね。

その時歴史が動いた系の話で、こういう史実とフィクションを織り交ぜた話が私大好きなんですよ。
そしてこの回、殺陣も結構多かったし、かっこいい!
でも十兵衛が脇さしを死体から抜くときに深見から背を向けてタタタタって走るところが
ちょっと「おい!逃げるなよ!」と情けなくみえるw

砂場で足をとられてなかなかうまく立ち回れないところとか、殺陣のディティールに凝っていて
いやー、この回はすごく良かったですよ。ほんと。
ラスト、長崎奉行がはると小四郎に報告しにいくシーンも良かったし。

十兵衛1509


瑞代どのが1人出かける十兵衛を心配して追いかけようとしたときに
すぐさま制止したところ、又右衛門は剣に生きる道の者としてよくわかってるなぁと
感心しちゃったシーンでした。又右衛門も、追いかけたい気持ちをこらえていたんだよね。
結局、又右衛門がいなかったら危機一髪だったわけで、助けに来るシーンも良かったなー。

フェンシングに対抗するシミュレーションをしているときの
「違うなー」っていう十兵衛が可愛かった!

あの雪は本物なんでしょうね。しかし雪の中戦う十兵衛(写真)の姿が美しすぎてびっくらこいた。
いやー、本当に素敵だわ。




っていうか相変わらず長文で、ほんと申し訳ない…





  1. 2009/08/20(木) 01:40:29|
  2. 柳生十兵衛
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:4

柳生十兵衛(山口崇版)週刊TVガイド記事切り抜き

アーカイブスサルベージシリーズ4@国会図書館


6大坂銭騒動
yj1031.jpg

あれ?写真は2話あたりから取って来てないですか!?
家光というより信綱の依頼で動いていた話だし…

8人買い港
yj1114.jpg
7話はなかったです。(別のドラマだったのかな)

9仇討ち紅だすき
yj1121.jpg
ちゃんといつもいいシーンを切り取ってくるなぁ。

10黒竜の秘密
yj1128.jpg
エピソード的には印象薄い回だと思うけど、写真はすごいいいな。

13反乱の町
yj1219.jpg
毎回やたらとあらすじが詳しい気がするのですが…w


毎回ではありませんが、土曜の目玉として取り上げられているのはさすが。
人気があった証拠ですね。下が花山大吉なのが笑える。

十兵衛を複写依頼したもんだから、天下御免借りられなくなっちゃってねー(笑)
これはこれで面白いからまた次回探してみますよ!
多分最低あと2回はいかないといけないなぁ。


  1. 2009/08/12(水) 21:27:30|
  2. 柳生十兵衛
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2

柳生十兵衛(山口崇版)#14 武蔵を見た

荒木又右衛門 緒形拳 雪路 宮園純子 細川忠利 村井国夫 瑞代 永原和子
大崎勘右衛門 南川直 信乃 杉野由加里 
佐伯主膳 野々浩介 天堂左馬之介 五味竜太郎 宮本武蔵 丹波哲郎

肥後 熊本城

十兵衛1401

熊本で十兵衛を待つ瑞代。もう19日も待っている。
家老佐伯の言では熊本藩主細川忠利もまた、十兵衛が来るのを楽しみにしているのだそうだ。
この殿、城下では飽き足らず、変装までして色んなところを探索しているのだとか。

雨が降ってきた。
「殿は今頃、どうしておられるのやら」
こぼす佐伯。


道の途中、十兵衛は足をくじいた山伏を助ける。
人家の明かりに気づき、ふたりは一夜の雨宿りを請う。
あばら家には浪人とその娘信乃が住んでいた。
以前受け持っていたこの辺り一体の田畑の状態をいつも見回っては手伝っているようだ。
十兵衛は何故仕官しないのかその浪人に問うのだが、
「一旦、藩を追われた身ながら細川の藩から離れるつもりは無いのです。」
ときっぱり答える勘右衛門。

十兵衛1402

生涯ニ君に仕えるつもりはなく、肥後の土となるのを望むのだそう。
十兵衛らはかゆを出された。「みども達は既に済ませておる」そういいつつこの親子は
食べていなかったのだ。ふたりが寝るのを見計らってから、
貧しい食事を談笑しながらすすっている。
十兵衛は、その声を聞いてしまう。

十兵衛は気持ちとして小判を置いて帰るのだが、
勘右衛門はプライドを傷つけられたのかすさまじい剣幕で十兵衛に怒りをぶつける。
十兵衛は素直に謝るのだが、その武士としての誇りの高さに
「細川公は良い家臣をもたれたものだ」と感心する。
「細川公はあんな御仁を追放するなど見る目がないのだな」とこぼすと
山伏は「人は見かけによらぬ。それ相応の理由があっての事だろう」
と藩主を擁護する。
「お前、嫌に細川公を立てるのだな」
その後山伏は連れと合流し、十兵衛と分かれた。山伏に「せいぜい修行をつめよ!」

城下町-
又右衛門は浪人の剣術勝負の見世物を見物していた。
なんでも武蔵直伝とうたっている二刀流だ。相手する者から金を取っている。
見物客の中に女がいた。その二刀流の腕前を見て笑っていた。
それが浪人の怒りを買い、勝負を挑まれるが、この女強い。いかさまの二刀流を見切っていた。
感心する又右衛門。

十兵衛1403

又右衛門は宮本武蔵の庵へ行こうと思っている。
十兵衛に会いたいからというのもある。きっと十兵衛は武蔵に会いに来るに違いない。
茶店で評判をきくと、剣聖と呼ばれる武蔵に会いにいっても、
書や絵画、鼓を打つなど、剣を持っているところを見たものは誰もいない。
藩主細川の剣術指南役を武蔵が断り続けるので、
皆実は武蔵は偽者なのではないかと噂したりしている。
又右衛門はなおさら興味を持ち、武蔵のもとへと急いだ。

一方、佐伯が武蔵の元に指南役を頼みに足を運んでいる。
もう何度目だろうか。武蔵は頑なにそれを固辞するのだった。

又右衛門は武蔵の庵に着いた。
剣を教えて欲しいと請うと例によって断られる又右衛門。
「一手教えていただくまで、てこでも動きません」と又右衛門もまた頑固。
「勝手にせい」と言われたのをいいことに、飯炊き係まで買って出た。
嬉々として世話をする又右衛門。しかし武蔵は剣を教えてくれようとはしない。

十兵衛1404

「私が立会う人間はただひとり」
武蔵は十兵衛と立ちあうことを望んでいるのだった。
「実現すると思うか」
遠い目をする武蔵に対し、又右衛門はあっさり
「案外すぐ近いうちに。」

十兵衛は登城する。瑞代と再会。

十兵衛1405
瑞代どのにはちょっと冗談を言って困らせたりする辺りやはり十兵衛は瑞代どのに惚れている。

その後まもなく藩主細川忠利の下に向かうと目の前にいたのは先日の山伏の男だった。
先の浪人勘右衛門は、年貢の取立てを甘くした罪で追放になったとのこと。
調べてみればそれも濡れ衣、近いうちに沙汰するつもりだと細川。
「修行をつまれましたな」
十兵衛と忠利はにやりと笑う。
指南役を請われるも辞して、宮本武蔵先生に会いたいと話す十兵衛。

十兵衛1406

武蔵のもとに居続ける又右衛門。
頼んでも相変わらず剣を教えてもらえない。

十兵衛1407

しかし武蔵は、触れれば実がぽろぽろ落ちる木の枝を、
その実を一粒も落とさずに又右衛門の目の前で切り落とした。
それを見てハッとする又右衛門。
「先生!…ありがとうございます…!!」

武蔵は川辺で行き倒れの女を助ける。又右衛門が見た見世物小屋の時の女だ。
一晩休ませることとなったが、その晩女は武蔵を襲おうとする。
女は佐々木小次郎の妹だった。
剣の上で兄は負けたのではないとする妹と
小次郎の短気と三尺にも及ぶ太刀に過信した小次郎の甘さを指摘する武蔵。
この地は果てしなく続いている。その道を進むことこそ、
剣を極めることとなるのだ、武蔵は又右衛門と女に剣の道を教えるのだった。

十兵衛1408
この男同士の友情をさりげなく出せる二人の名優。素晴らしい。

十兵衛1409

十兵衛は又右衛門の案内で武蔵の庵に到着した。
「宮本武蔵。お待ち申し上げていた。」
「柳生十兵衛三厳にございます。」

十兵衛1410
挑むような顔を覗かせる。剣の事になると無邪気さが出る十兵衛は可愛い。

そして2人の立会いは始まった。

睨み合いが続く。


鳥が飛び立つ。
時が来た。

十兵衛1411


一瞬の間に一太刀交わすと、二人はそれぞれ「参った」と口にした。

驚く又右衛門。「せんせぇっどうして参ったと仰ったんですか!」
十兵衛は「肌を斬る寸前で刃を止める腕がなければ、今頃は冷たくなっていたはずだ。」
畏怖の気持ちを抑えながら又右衛門に答える。
それに微笑する武蔵。十兵衛も、武蔵の右腕に同様の切り口を与えていたのだ。
お互いの剣を称えた。

勘右衛門と娘が立派な長持ちを抱えた下人と共にやってきた。
細川より20石に召抱えられたのだ。
「先のご無礼をお許し下され」晴れ晴れとした表情で
勘右衛門は詫び、十兵衛に細川への忠誠を誓う。

又右衛門と小次郎の妹雪路は小倉へと向かう。
又右衛門は雪路との旅路を喜んでいそうだ。
からかう十兵衛。
「又右衛門、長崎で落ち合おう。」

見上げれば、山の上から忠利が山伏姿で手を振ってくれている。
十兵衛と瑞代は晴れ晴れとした表情で、熊本を後にするのだった。

十兵衛1412



私はこの回から見始めたので又右衛門は常にレギュラーで出てると思ったら違ったのよねー。
この又右衛門のキャラクターがすごく良かったから興味を持ったっていうのもある。
この天真爛漫な又右衛門が好きです。又右衛門と一緒にいる十兵衛もまた
素敵さが増すんですよ。

なんっか、ほんと、盛りだくさんでしたよね。
これ2本に分けても良かったんじゃないかなぁ。
その分面白かったけど、詰め込みすぎでやや説明的。
熊本藩主と浪人の話も出来そうだし、
武蔵は武蔵でもっと武蔵のすごさと十兵衛のすごさを
表現できるようじっくり話をもっていってもいいような。
気になったのが武蔵がいやに饒舌になっちゃってるところ。
これ、盛り込みすぎたからやや説明が多いんだよ。ゆっくりやればいいのにー。
何故参ったと言ったのかも十兵衛に説明させてしまっている。
時間があれば、あの説明は要らなかったと思う。
武蔵はもう少し無口なはずだし。
丹波さんだからちょっとユーモアがあるけどね。もったいないちょっと急ぎ足。
他のエピソードの名も無い剣豪との立ちあいの方がかなり描きこまれているような。
武蔵は他の番組でやりつくした感があるのだろうか。
武蔵が本来立ちあいたいのは、十兵衛よりも宗矩、いや石舟斉だったのでは?
確か武蔵は何度も訪ねたけれど結局会えずじまいだったんだよね。
柳生家と武蔵のスタンスの違いとかも色々盛り込んで描ける話なだけに
うーん、やっぱりもったいない。丹波さんだからライトになったのもあるかもしれない。
武蔵との勝負、喉元に近い襟を斬った武蔵と、
右腕を斬った十兵衛では、多少十兵衛が遠慮したという演出かなー。

佐伯のご家老が結構いい味出してましたね。
細川忠利は藩主なんだから、家老にどこにいくか知らせずほっつき歩いているっていう設定はどうなのとは思うけど、
これも2話で収めればいろいろ理由とかも書けたろうに。うーん、もったいない。
瑞代どのとじゃれあう十兵衛が見れたのでよしとします。
あーいいなぁこのふたり。可愛いなーもー。

あと前回も思ったんだけどまたBGMが増えた。

先日からファイルを軽くしたおかげで画質が荒くなりましたが
それにも増して今回フィルム状態がよくなかったのかもしれない。

追記:今度は地震ですか…こちらは大丈夫です。皆様お怪我などないでしょうか。
引き続き注意が必要です。








  1. 2009/08/11(火) 03:02:38|
  2. 柳生十兵衛
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2
次のページ