ヲタ嫁日記

俳優 山口崇さんを中心とした、時代劇・懐かしドラマ・アニメ・海外ドラマなどの感想ブログ。昭和スメルがお好きな方へ。

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松本清張 寒流

サムネイルをクリックすると、別ウィンドウで拡大されます。


沖野は銀行員。妻と2人の子供を持つ、ごくごく平凡な男だ。
大学時代からの仲の元頭取の息子の桑山が常務をやっているおかげで、
ほかよりも出世が早い。

寒流3


副頭取派の金子支店長が料亭の女に入れあげて融資したスキャンダルを
常務の桑山(山口崇)は総会屋を雇いマスコミに公表すると株主総会で騒ぎたてさせた。
桑山は出世の足がかりとして、副頭取派が邪魔だったのだ。
沖野(露口茂)は渋谷支店長に異動となり、
ゆくゆくは自分の片腕となって欲しいと桑山は言う。

沖野は挨拶回りで料亭みなせに赴く。
店の女将の奈美は30歳の若さで店を切り盛りし、
融資の債務も全て終えているとのこと。
一目見て沖野は彼女に好意を抱く。

寒流12


半年後、店の増築の為に融資を頼みにやってきた。
7000万。
支店長の沖野自らみなせの融資の手続きに通うようになる。
そう時間もかからないうちに2人は深い関係になるのだった。
沖野には妻も子供もいる。しかも妻順子は病弱だ。
次第に順子も沖野の行動に不信を抱き、浮気をつきとめるが「絶対離婚しない」と言う。
ただ沖野は奈美に利用されているだけだ、愛しているのは支店長としての沖野だ、と。
翌日順子は自殺未遂を図る。

寒流

その後、しばらく奈美は沖野と距離を取っていた。
ある日銀行に奈美が訪れる。その場に居合わせた桑山は奈美を見るや、
「おとくいさんだからな」と挨拶に向かう。
桑山は奈美に興味を持ったのだ。

寒流07

沖野は奈美の桑山に取る態度も面白くない。
寒流03


「次はいつ逢える?」「電話、するわ。」とそっけない奈美。
寒流02


箱根へ3人で旅行に行こうという。沖野は奈美が快諾したことが面白くない。
桑山は早速奈美にちょっかいをかけだす。
奈美はその場ではやんわり断るのだが、奈美は早速桑山に乗り換えたのだった。
そして沖野は宇都宮の支店長に左遷となる。
沖野はたまらず奈美に電話をかけてひと目会いたいと言うのだが、
奈美は非情にも沖野を突き放すのだった。そこには桑山もいた。

電話ボックスで茫然自失の状態の沖野は、探偵事務所の看板が目に入る。

寒流04

調査員の伊牟田(近石真介)に桑山と奈美の素行調査を依頼。

寒流05

調査報告書に目を通す沖野。

宇都宮に家族を呼んだが、順子の気持ちは全く変わらず冷めたスープのよう。
沖野はどこにも居場所がなく、孤独だった。
東京での支店長会議。副頭取派と常務派に分かれる中、
どこにも属す事の出来ない寒流の中に沖野は身を置いていた。
支店長会議の後、熱海で宴会だったのだが、そこでも桑山と奈美は密会している。

伊牟田から、奈美は10億円程の料亭の支店を出したことを聞かされる。
桑山から不正融資をしている事をつきとめた沖野。
総会屋福光にそのネタを見せ、脅すよう依頼する。
ところが、調査員の報告書はでまかせで、桑山のアリバイは覆せない、
自分は恥をかかされた。どうしてくれる!と福光が激怒。
お詫びに金をせびられ、ほうほうの体で沖野は去る。
実は福光は桑山に買収されてしまっていた。
桑山に脅しをかけたが、逆に買収され、さらに沖野から金を取ったのである。
福光の動きから桑山は沖野の狙いに気づき、
ヤクザを雇い、沖野に手を引くよう脅しをかける。

家族にも見放されてしまった沖野のもとに調査員伊牟田から手紙が届く。
彼は今中古車セールスマンをしていた。自分の調査は正しく、自分は潔白だと。
事実を初めて知る沖野。伊牟田は自分の調査報告書が悪用されたことに怒りを覚えていた。
「私はあなたの味方ですよ」沖野には、もうこの男しか信頼できる者がいなくなっていた。

寒流06


沖野はある作戦を思いつく。
桑山の乗るキャデラックと同じ車を用意させ、密会場所の前に置く。
事前にひき逃げの通報をさせ、警察を呼ぶ。
車に乗ろうとした2人は警察に職質されるだろう。
桑山も奈美も1日警察に拘留され、2人の密会は公然のものとなる。

寒流11

沖野は調査報告書のコピーを副頭取派にばら撒く。
桑山は失脚。銀行を後にする。

寒流08

誰が仕組んだんだ。副頭取派の仕業なのか、いや、
沖野か…?沖野か・・・!?沖野か…!!!!桑山の頭によぎる。
寒流10


そして沖野は宇都宮からさらに東北の小さな支店に異動を命じられた。
家族は東京に残した。

1人、寒流から上がることのない人生を進むのだった…







感想としては、昭和だなぁあああああああああああああああ!!!!!

っていうのが最初に来ますね。これ。
土ワイの雰囲気ってそうそう、こうだったこうだった!と懐かしい気持ちで見てしまった。
なんかちょっとドロドロしててね、濡れ場もあって。
まぁどこの世界もいろいろあるんだろうなぁと思うけど、しっかしドロドロしとんなー。

奈美のかわり身の早さもすごいけど、
ほんとだったらもっと賢い女でもいいような気がする。
だってあれだと間違いなく不正融資だから、
あんまり高額を依頼しない方が自分の為にもいいじゃん。
最後も、自分は関係ございませんのよおほほほってなっているけど
絶対世の中そんなに甘くないしさ。もう少し立ち回りが上手くてもいいような…
信用金庫とか、銀行とか、松本清張好きだよね。

沖野の復讐の仕方も稚拙っつーか、もっと色々やり方あるだろ!とか。
桑山には腹心です!ってずーっと臥薪嘗胆狙って、自分の立場が磐石になってから
復讐する手もあるじゃん!!!!
見ていて「もーっ」って思う事が結構あった。

何が面白いって、桑山・沖野の対決が山口・露口の演技対決でもあって面白い。
沖野は妻の順子が言うように、自分が最低な事をしているのにも関わらず
人の事ばかり責めている奴でただただ桑山と奈美を恨むばかりで
自己正当化はなはだしい男なのに
露口さんが演じる事によって、妙に感情移入してしまって、応援したくなってしまう。
「哀れ」な感じがすごく上手いなぁ。
露口さんってこうやって見てると女の人っぽい顔なんだよね。
うちのおばあちゃんを思い出したよ。

桑山はまた、奈美の気持ちを知ってか知らずかってところが山口さん上手いよなぁ。
お金目当てで近づいてきてるのを知ってる感じだよね。
「あたくし、沖野さんのことよく知らないですもの」って言った奈美に対して
「よくいうわこの女」っていう目線で奈美の背中を見つめるところとか
うまいなーと唸ってしまった。あとやっぱり首のラインが綺麗。
もう、濡れ場は照れくさくてほとんど見れませんでした。

時折出てくる沖野の妄想が面白かったwwww
アリー・マイラブみたいだったw

このドラマで一番光っていたのは近石真介じゃないでしょうか。
いやー、上手い、実に上手い。彼が出ているからこの話、救いがありますよねぇ。

池波志乃と平泉征と森川正太がちょい役すぎてワロタwwww

ドラマ自体はとってもよかったと思います。
ただ東京ドロドロ系の松本清張シリーズは自分には却ってリアリティがないなぁ。
なんつーか「サラリーマンなめんな!」って逆に思ってしまう部分があるんだよな…
まぁこういう世界も実際にあるんだろうけどね…
女がのし上がるには、枕営業しかないのか?そういうもんなのか?ふぅ…

今回、一番好きなショットはこれ。

寒流09

失脚し銀行を後にする桑山こと山口崇の後ろ姿。
これ、すごいかっこいいって思ってしまって。
失脚した男の後ろ姿なんだけど、妙に色っぽいというか…
後ろ姿だけでも色気のある男ってすごい。時に47歳!素敵すぐる。

梶芽衣子は36歳だって!か、貫禄ありすぎだろ…!!!!
http://ameblo.jp/meikokaji/
梶さん、アメブロでブログやってますね!




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  1. 2009/08/19(水) 23:07:20|
  2. 山口崇
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:4
<<柳生十兵衛(山口崇版) #15 長崎の唄が聞こえる | ホーム | 三味線ことはじめ3>>

コメント

待ってました!

うおー!うpありがとうございます!
いやー、本当これは典型的清張作品ですよねwwwしたたかな料亭の女将がキーマンなあたりがまたww
しかしこの作品は主役三人が本当だめ人間ですね!
もー、沖野は「俺ってかわいそう!」という自己憐憫丸だしで苛々するし(露口さんだめ人間演じるの本当上手いですよねー!しかもすんごく悲哀を感じるので、ついつい感情移入しちゃいますよね)、桑山はやり方がえげつなさすぎるし、奈美はとんでもない女だし!
でも写真の山口崇がいいですねえ~!なんという中年の色気特に背中を向けてる写真。山口崇はカメレオン俳優ですから、まさに完璧に悪役桑山になって演じていると思います。なのに、どうしてこんなにキューっと胸がしめつけられるような後ろ姿なんでしょう。
桑山は、山口崇が演じたことにより、悪役ながら匂いたつような男の色気がにじみでて、そして因果応報とはいえ転落してしまった男の悲哀を感じるキャラになったんだなあ…とドラマ本編をまだ見てないくせに、写真から感じちゃいました。
しかし信じられないのがこのとき「かわせみ」の源さんを演じている時期のドラマなんですよね…。優しく天然でどこか野暮ったさが残るけど、粋で見た目も中身も男前な源さんを水曜日NHKで演じながら、土曜日にはこんな役を…。さすがだぜ崇。
あと感じたのは露口茂と山口崇は、共演すると対(コントラスト)になる役を演じますよね。露口・山口コンビって、やっぱり光と影というか、役者としていい組み合わせだったのかな気がします。
あと近石さん!「二人の事件簿」というドラマでの刑事役が印象に残ってます。声優としても素晴らしいですよね~。
しかし清張の女キャラは本当むかつくわwww

九月にとどくのが益々楽しみになりました~!悪の崇、楽しみ~
  1. 2009/08/20(木) 01:01:10 |
  2. URL |
  3. 環 #MDo56pwE
  4. [ 編集 ]

そうかー

御宿んときは45歳だったんだー!すっごい若く見えるね!
土ワイってフィルム撮影なのかな?しっとりした雰囲気の映像でいいよね。
ほんとに、背中だけで色気が出せるって凄すぎる!!!!しかも、取り乱すでなく、
しっかり足をつけていて、見失ってはいない、まだ野望を持っている感じがすごく出てる。
ほんとだったら、もっと見失っていてもおかしくない状態なのにね。
途中途中の奈美との絡みは、プッてなってしまうようなやりとりもあったんだけど、山口さんの名演技はこの
失脚した後のこのシーンにつきると思う。逆にものすごく魅力のある人のように思えたよ。
山口さんはほんっとに演技に幅のある人だなぁ。
ここんところ、山口出演作品を見ていると、しみじみ凄い俳優さんなんだなぁと思ったよ。
主役の華を持ちながら、脇でも出来る人ってそうそういないよ。
露口さんは、渋い人か、ダメな人かどっちかだよね。ものすごい普通の八百屋さんとか、やってみて欲しいところなんだけど
本人は相当役に納得しないとやらない人なんだろうなぁ。
当の山口さんはどう思われたかわからないけど、何故か山口崇か露口茂か、っていう話になるよね。
確かポポ手さんは周りに露口派が多かったとか言ってたけど、似ているわけではけしてないのに、どっか相通ずるものがあるよねぇ。
年齢も少し離れているんだけど、なんでなんだろう。キャスティングの相互入れ替えは考えられないから
やっぱり光と影、陰と陽の関係だなぁ。沖野と桑山も言ってみればそうだもんねぇ。

近石さんは、初代マスオさんですよねー。私はおかしなカップルのフェリックスの声がすきだったのに
いつの間にか降板していて小松政夫になっていた。近石さんてすぐ降板するイメージがあるなー。いい役者さんなのに。体が弱いのかしらん。
  1. 2009/08/20(木) 01:49:19 |
  2. URL |
  3. りへ #-
  4. [ 編集 ]

こんにちは。
基本的にはちょっと地味な印象があるのですが、終盤の方に、一部違いますが「私を押し流す寒流から、もう浮かびあがることはない…」っていうニュアンスのセリフが今だに記憶に残っています。彼にしか書けない独特のタッチが印象的でした。
  1. 2011/12/21(水) 12:55:41 |
  2. URL |
  3. 加藤チャーチル #-
  4. [ 編集 ]

こんにちは

コメントありがとうございます。

ドラマのラストは電車に乗って海を眺めている露口さんのその台詞で締められますね。
己の愚かさゆえに首を絞める何とも言えない悲しみがありました。
  1. 2011/12/26(月) 22:05:27 |
  2. URL |
  3. りへ #-
  4. [ 編集 ]

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