ヲタ嫁日記

俳優 山口崇さんを中心とした、時代劇・懐かしドラマ・アニメ・海外ドラマなどの感想ブログ。昭和スメルがお好きな方へ。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告

大塚ひかり著『歯医者が怖い』を読む

私は、読書自体好きなんだけど、というか抵抗がないんだけど、
この、時間の有効活用であるとか、スケジューリングが全く下手で、あと体力がないから
何よりもまず睡眠をとりたい。その次にボーっとする時間が欲しい。
ということで、本を読む時間を作るのが下手糞である。
まぁそれは自己認識しているからいいんだけど、
読書するにも読書前にバッファ(何もしない時間)をとっておきたい私だが、
この『歯医者が怖い』はわりとするすると読めた。

ここで言うのも何だが私は極度の照れ屋である。潔癖症なのかもしれない。
性を扱う本は、こそばゆくて、大塚さんの代表作である源氏物語の訳であるとか
そもそも源氏物語に、なかなか手を伸ばせない。『あさきゆめみし』ですら読んでいない。
『NY小町』と『はいからさんが通る』は好きだけど『あさきゆめみし』を読めないのはその辺で
司馬遼太郎と海音寺潮五郎は好きだけど、
池波正太郎が(読むには読むけど)若干抵抗があるのもその辺で
遠藤周作が読めるのは本人も濡れ場を照れながら書いているのがなんとなくわかるからである。
漫画でいうと、初期清原なつのは好きだけど、思春期の性を扱いはじめてからの清原なつのは嫌い。
私の一番好きな漫画は『国民クイズ』だからね…
あと『岳』とか『聖☆おにいさん』とか、あと『ラブやん』が最高。
どうせエロなら童貞力が高い方が面白い。



あ、でも『愛とまぐはひの古事記』も読み始めました。
先に読み途中の感想がはらはらと出てきているのでそっちを。
あそこまで古代だと、もうなんでもありだから逆に読める。
というのと、解釈を無限大にできる文献だと思うので「ちがうだろー」とも思わないし。
古事記や聖書にずっと抱えている疑問は、「なんであんなにわかりづらいことを書くのか」ということ。
イブって、アダムのあばら骨から生まれるでしょ。
てか、なんなのそれ。なんであばら骨から出てきちゃうのよ。
その前後はどうなってんのよ。とかね。

祭と性交渉は、かかわりが深いものだと思う。古事記にまつわる祭も多いわけで。
古事記がイコールそれとは思わないけど、性教育のためのものだったんじゃないの?とすら思う。
イザナキとイザナミが柱の周りで声を掛け合って、イザナミのほうから声をかけたからヒルコができた
(ヒルコって結局四国なんでしたっけ?)っていうやつも
『愛とまぐはひ~』にも
「経験的に女からよりも男から声をかけた方が関係が長続きする」とあったんだけど
なんつか、How to本だとしたら、「男性から声をかけるのが礼儀です☆」って言ってるのかなぁとか。
スサノオみたいに強引だと、女の人は傷ついちゃって、あとが大変だから、慎重にね、とか。
女で失敗すると、苦労するよーとか。
国の成り立ちも説明できちゃうし、男女の営みも説明できちゃうから、いーよねー的な。
で、皇子たちにそれとなく教育していくと。
「ねぇ、こどもはどこからきたの?」と聞かれても
「古事記にかいてあるから勉強してね!」みたいな。

まぁ私はこんないい加減な解釈しかできないんですけど。
(あぁこれを読まれた淡路屋さまに、あきれられたらどうしよう…)


さて、本題の『歯医者が怖い』ですが
最初に書いたような、照れるような要素がなかったから、
安心して読めました。

私も、母を突然亡くしてから、どうですかねぇ、結婚して2年くらいまで
病んでたなぁ、と今にしてみれば思います。「抜けた」感があったのはこの1年位だと思う。
いろんなことが重なって、大変だった。実際、あまり記憶がない。
記憶から消しているんだろうね。脳ってすごい。

だから、精神を病んでいたときの焦りとか、すごく共感できた。
でもあくまで「口腔心身症」は「口腔心身症」であって、「鬱病」ではないんだな、とも思った。
だから、正しい専門家にかかるべきなんですね。
鬱病の場合、気晴らしにどこかでかけても、そんときはいいんだけど、想像以上に疲労が蓄積して
欝が倍になることもあるし、なにより集中力が低下するから、なにもかもできなくなるものだ。
一概にはいえないが「口腔心身症」がその疲労を歯に一極集中させていることで、
逆にブレーキになっているのかもしれない。だから仕事も(効率が下がるとはいえ)できるし
家事もできる。とはいえ本人には相当つらい状態だろう。

私が鬱病だったとき、朝から晩まで寝ることしかできなかった。本を読む気もテレビを見る気もなかった。
音楽すら一切かけなかった。

すべてのものに興味を失った。「消えたい」と思っていた。だから電車を見るのも怖かった。
そんな時期がある。そして難しいのは、本人が「医者に行こう」と思っているときは、
比較的体力があるときで、本当に辛いときは、そんなことは考えもつかない。

締めに「運」でまとめていたのは、頼るようにあの本を手にした人には、
少し冷たい印象があるのでは?と思った。

結局、病んでいる人間の思考力は、自身が思うよりはるかに低下している。
そのとき下した決断は、割と悪いことも多い。よって、悪循環に陥るケースも多い。

この本を読んだ結論として、本人は、そのときは世の中は自分だけの世界になっている。
(実際体調が悪ければ可視的な意味でも視野は狭くなるが、精神的にも視野が狭くなるのである)

家族が本人の病気を認識し、受け止め、医者に行かせるのがよいのだろう。
そして医者に行かせただけでは安心できない。
その医者を見極めるのは、本人ではなく家族であり家族こそ、
しっかりした気を持たないといけないのだ。

とあぁ、えらそうに書いてみたけれど、私って一体…


しかし、大塚さんの文体は、さりげなくて、いいねぇ。やっぱり基礎がある人は違うなぁ…


歯医者が怖い。 歯の痛みは心の痛み? (平凡社新書)歯医者が怖い。 歯の痛みは心の痛み? (平凡社新書)
(2006/11/11)
大塚 ひかり

商品詳細を見る


愛とまぐはひの古事記愛とまぐはひの古事記
(2005/05)
大塚 ひかり

商品詳細を見る


ラブやん 12 (アフタヌーンKC)ラブやん 12 (アフタヌーンKC)
(2009/10/23)
田丸 浩史

商品詳細を見る






スポンサーサイト
  1. 2010/01/24(日) 22:52:38|
  2. 雑感
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:4
<<今日、お風呂で聴いた曲 | ホーム | 龍馬伝#4>>

コメント

ありがとうございます。
私もあの頃はほとんど寝ていました。でも焦燥感が激しくて、寝てても寝汗かいてるような。


運は冷たいですか?
でも、小野繁先生が医科歯科に頭頸部心療内科つくったが、私の発症の半年前ってのも、自分の強運を感じたというか、ただただラッキーだったな、と。

>結局、病んでいる人間の思考力は、自身が思うよりはるかに低下している。そのとき下した決断は、割と悪いことも多い。よって、悪循環に陥るケースも多い。

ってのは、その通りで、しかし家族も巻き込まれて正常な判断力をなくしてる場合もあるから、やはりふだんからのつきあいというのも大事だと痛感しました。
そして適切に薬をのむことやはり大事ですね。
  1. 2010/01/24(日) 23:46:52 |
  2. URL |
  3. ポポ手 #J7nTh0B2
  4. [ 編集 ]

冷たい、という言葉じたいが鋭利すぎたかもしれません。反省。
同じ悩みの「途中経過」の人が、視覚が狭くなっているせいで
「ここまで読んできて、結局やっぱり運なのか…」とそこばっかりに捉われたりしないかなーと。
まぁそこまで責任持てないですよねw

ほんと、周囲に対する感謝と信頼ですよねぇ。
  1. 2010/01/25(月) 00:10:15 |
  2. URL |
  3. りへ #-
  4. [ 編集 ]

この病気で最も大事なのは、こういう病気があると知ることです。
私は本気で噛み合わせのせいでおかしくなったと思って歯医者をはしごして苦しんだんですが、医科歯科行って、
「ストレスが胃に出る人がいるように、歯に出る人がいる。歯をいじることで悪化するが、逆にいうと、それを中断し、薬をのめば治る」
ということを知り、またそういう患者が大勢いることを知ることで、半ばは治った気がしました。
しかしそれを知らないで十年ドクターショッピングし、歯を抜いて入れ歯になった人まで医科歯科には来てて…。
私の本によって「こういう病気があるのだ」と知ってもらえれば、私がそうだったように、
「自分の行くべきは歯医者でなく、心療内科だったのだ」と分かるわけで、同じ口腔心身症の途中経過の人には助けとなると私は判断してます。
  1. 2010/01/25(月) 11:20:24 |
  2. URL |
  3. ポポ手 #J7nTh0B2
  4. [ 編集 ]

確かに、私もその病気をこの本まで知らなかったのと、
そういう専門部門があることも知らなかったし勉強になりました。
  1. 2010/01/25(月) 21:22:41 |
  2. URL |
  3. りへ #-
  4. [ 編集 ]

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://ishidarie.blog118.fc2.com/tb.php/310-fd039084
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)