ヲタ嫁日記

俳優 山口崇さんを中心とした、時代劇・懐かしドラマ・アニメ・海外ドラマなどの感想ブログ。昭和スメルがお好きな方へ。

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山口崇インタビュー(S52 グラフNHK)

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聞き手 藤間紀子氏

藤間 大河ドラマで最初にお出になったのは何ですか。

山口 「源義経」です。いま昔のグラフNHKを見てたんですが、なつかしいですね。

藤間 菊五郎さんがまだ菊之助さんでいらした頃ですね。

山口 そうそう。まだ独身だったでしょう。これで藤純子さんと芽生えたんですよね、たしか。(笑)

藤間 これは何年前ですか。

山口 四十一年ですから十年前ですね。ぼくはmともとNHKの養成所にいたんです。俳優座の養成所と
   NHKの養成所と、どっち受けようかなと思っていたらNHKのほうがはるかに条件がいいんです。
   というのは、まず授業料がないんです。俳優座はめちゃくちゃ高いんだな、当時のぼくらとしては。
   それに教材から何から全部NHKでくれましてね。

藤間 どっちかよーく考えた(笑)

山口 NHKの養成所で一年半養成を受けましてね、そのあと「三十人会」という劇団をつくって
   ぼくは新劇がどうしてもやりたくなって、ほかの劇団に行った。
   養成所を卒業したあと、NHKとは研究生契約をしたんです。一ヶ月に一万円ずつくれるんですよ。
   大きかったですね、当時は。NHKのアナウンサーの初任給が一万七千円の頃ですからね。
   それから新劇の研究生になると、なぜかNHKから、もう仕事が来なくなった。
   四年ぐらい来なかったかしら、腹立っちゃってね。今度、出演交渉に来たら「いやだ」って
   蹴ってやるような役者になっちゃうかななんて思って…(笑)
   まあ若気の至りでね、まだ二十三、四の頃です。
   そしたらぼくが結婚した年ですよ。NHKのプロデューサーの合川さんという方から電話が
   かかってきたんです。「どうしてる」っていうから「どうもしてませんよ」と。
   ぼくはぶっきらぼうなんだな。そしたら「次の大河ドラマの出演なんだけどね」そら来た。
   ぼくはきっと主役だと思ってね(笑)。まだ劇団でトンカチ持って大道具なんかやってる頃なのに
   考えてることがでかいよ。「源義経」ってのをやるんだけど、役のことでちょっと相談がしたい、
   と言うから、ああ、これはもうきっと主役だ、(笑)義経なら受けてやらないでもないなんて、 
   いばっちゃってね。そしたら「君、能登守教経っていう役をやってもらいたいんだけれど」
   ぼくはそんな人、全然知らない(笑)

   (略)

藤間 お子さんは山口さんの出ていらっしゃるテレビをご覧になりますか。

山口 「風と雲と虹と」は見たのかな。もう子供たちに不詳でね。要するに、強くないでしょう。
    カッコ悪いんだな。

藤間 貞盛に関してはそうですね。

山口 子供たちは「何だあ、カッコ悪いなぁ。ちっとも強くないじゃないか」なんて。
    強いのがほかにたくさんいるから。これは困っちゃう。
    「いずれ強くなるから待ってろよ」とか何とか言って。

藤間 やってみたいなあなんて…

山口 言わないですね。意識的になるべくさせないようにしているんです。新劇なんかやってもね、
    つまらんですよ。しあんなの、やらせないほうがいい。NHKに入れるように、一生懸命
    勉強させますよ(笑)

藤間 山口さんご自身としては、当分いまのような方向で・・・。

山口 ええ、結局そうでしょうね。新劇の諸先輩みたいに、ああいう舞台活動をやって、
    そのうちに歳をとっちゃうんじゃないかと思う。ただぼくらの場合は、歌舞伎の俳優さんとは
    違って、目指す芸というのが非常に抽象的でしょう。
    歌舞伎の場合、1つの芸の完成というのは、非常に具体的なものがありますからね。
    あれは非常にうらやましい。まぁ、うらやましがるのが間違いなんで、それをなんとか見つけ
    られればと思っています。

藤間  ご成功をお祈りします。いろいろ楽しい時間をありがとうございました。




...グラフNHKから、山口崇さんインタビューでした。
「不詳」って書かれてるけどこれは本当は「不評」だったんじゃないかと。誤植?聞き間違い?

藤間紀子氏は、染五郎や松たかこのお母さんだけど、どっちかってと
長女が一番紀子氏に似ているのね…


藤間氏のコメントが面白くて
「映画やテレビで次々と女優さんを総なめしている山口さん、
 お会いしてみたら、なんだか未だ早稲田大学の学生さんと
 お話しているみたいに純粋でお若いのにびっくり。
 ご家庭では、来年六年生になられるお子様の勉強をみてあげるために
 六年生の教科書を集めて、今、購読中とか。
 中々厳しいパパのようです。お仕事がお忙しいのか。少しお顔の色が
 お悪いのが気になりました。四月からは、劇団「芸能座」の公演が
 はじまるそうで、お体を大事になさって、益々のご活躍をお祈りします。」

お顔の色が悪い…w
私のお知り合いの方がタイムショックに出場したときに山口さんと顔を合わせた際の感想も
「顔色が悪かった」なんですが、山口さん、大丈夫だったんだろうか…
今はそんなこと思わないけどなー。





4ページにも渡っていろいろな話をされています。
他のところでも語っておられましたが、学生運動にのめりこんで、就職を逃してしまうんですよね。
なので、やむを得ず演劇の道で食べていこうと決心するわけですが、だからかもしれないんだけど
少し演劇に対して距離を置いてみてますよね。御本人のめり込むタイプなのにね。
あと、いいところの生まれなのに、妙にお金にシビアですねw

ラストの、歌舞伎には完成までに具体的なものがあるが新劇にはない。と言う言葉が印象的ですね。
これもまた、非常に客観的だとは思うのですが、山口さんが求めるものが結局は長唄に行き着くのも
道理だなぁと思いますね。また、お子さん達への教育方針、ここが私、
山口さんがすごい好きなところなんですけど、「新劇なんて、つまらんですよ。」
というね、ほんと素晴らしい。子供たちにはやっぱり意識的にあの業界へ入れないようにしていたんだなぁと。
うーん素晴らしい!他の二世タレント輩出している親どもに読ませてやりたいわー
この雑誌から30年以上過ぎているわけですが、私が生まれる前の雑誌ですけども、
山口さんが語る展望というものが今の山口さんにはどう映るんでしょうね。興味があります。


  
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  1. 2010/09/25(土) 13:55:08|
  2. 山口崇
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コメント

この記事に関連して

「山口崇、テキヤになる」というテレビドキュメンタリーが1972年、今村昌平監督の手で撮影されました。
山口さんにとって「俳優小劇場」の解散は相当ショックだったらしく、もう一度自分を見つめなおしたいということで、山口さんが何か新しいことに挑戦したいと知人に相談したのがキッカケだったそうです。
こちらの記事に詳しくその経緯が書かれています。

http://www.tamajin.jp/degiorigi/?w=13&n=00053

読んでいて、山口さんがこの記事で語っている新劇論って、この番組での苦労にも影響されたものだったのかもしれないと実感しました。
  1. 2010/10/14(木) 19:10:26 |
  2. URL |
  3. たまき #iHaNxDLs
  4. [ 編集 ]

Re: この記事に関連して

やっぱり、山口崇はまじめなんだと思う。いい意味でも悪い意味でも。
三国連太郎のように、一種性格も生活も破綻している方が、悩まずに突き詰められるんじゃないかなぁと思う。

渥美さんも小さい頃から苦労しているし、彼の生活もある意味破綻?というか普通じゃなかった。
そういうのが芸に現れるのかなぁ。
  1. 2010/10/21(木) 00:01:37 |
  2. URL |
  3. りへ #-
  4. [ 編集 ]

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